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「茨城の住宅火災で30年前設置の消火栓使えず 腐食か」だそうです。

 

今月、茨城県神栖市で店舗兼住宅が全焼した火事の際に、30年余り前に設置されたと見られる近くの消火栓が使えなかったことがわかりました。市の調査で地上の金属製の部分が腐食しているのが確認され、市は腐食が不具合の原因と見て、消火栓の管理の方法を見直すことにしています。

不具合が起きたのは、神栖市の波崎地区と矢田部地区の境界にある消火栓です。消火栓を管理する神栖市によりますと、今月7日、近くの木造2階建ての店舗兼住宅から火が出た際に、消防団員がこの消火栓を使おうとしたところ、水が出なかったということです。火は周辺の別の消火栓などを使っておよそ2時間後に消し止められましたが、この建物が全焼しました。

不具合の起きた消火栓は、地下の井戸とつながっている「深井戸式」と呼ばれる構造で、市の調査で地上にある金属製の部分が腐食しているのが確認され、市は腐食が不具合の原因と見ています。
火事を目撃した男性は「消火栓が腐って穴が開き、水が上がらなかった」と話していました。

市によりますと、この消火栓は30年余り前に設置されたと見られ、市内には同じ時期に設置された消火栓が1500基余りあるということです。管理を委託する消防団に定期的な点検などは義務づけていなかったということで、神栖市は「消火の遅れにつながったかどうかはわからないが、消火栓の管理の方法を見直したい」と話しています。

(引用:NHK NEWS WEB(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170920/k10011148871000.html))